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幕張ヒューマンケア学部

治田 宗徳


Munenori Haruta


職位 助教
学位
担当科目 医用工学概論、医用機器学Ⅱ、医用安全管理学実習、臨床医学総論Ⅳ、医用工学実験Ⅰ医用機器学実習、基礎医学実習、ME2種対策、国家試験対策
専門分野 臨床工学全般


研究実績

研究課題 医療と安全
主な研究業績 (学会発表) 共著 平成7年 日本透析医学会 透析患者の個人情報をデータベース化し、透析予定日や使う材料や薬剤が一目でわかるシステムを開発した。
1 データベースを用いた透析患者管理システム開発
(学術論文) 共著 令和3年 東都大学紀要12巻1号in press
当院の透析患者COVID-19感染対策について報告手洗いをはじめとする、職員の予防対策の改良施設を有効活用し、ゾーン分けを行い他院で対応困難症の患者も受け入れることを積極的に行うなどの事例を報告した。
1 東都三軒茶屋クリニックにおける新型コロナウィルス感染症(COVID-19)対策~他院での対応困難症の受け入れ
(学会発表) 共著 令和3年 第6回I-HDF研究会
最近の透析器では、I-HDFの補充液や回収速度を自由に設定するプログラムが可能となっており、設定方法は無限である。そのプログラムについて考察した。
プログラムI-HDFを考える

(学会発表) 共著 令和4年第12回日本小児在宅医療支援研究会
小児在宅 HFNC では保険算定が下りておらず、加温加湿に関する問題やカニューラデバイスに関する問題など多くの課題を残している。NPPV より簡便で患児の容認性は良いが現状のデバイスでは患児家族への負担は大きい。CE が専門性を発揮することにより医療スタッフだけでなく患児と家族の不安や負担を軽減することに貢献できるか今後も研鑽を積んでいきたい。
小児在宅移行支援における在宅 HFNC での臨床工学技士の関わり
(学会発表) 共著 令和4年 第2回関東甲信越臨床工学技士会HAMILTON-T1は搬送に特化した人工呼吸器であり、長時間バッテリーや
酸素配管のみで稼働する観点から新生児搬送で使用した。今回の気道内加湿は、
人工鼻で行ったが早産児には加温加湿器の使用が必要である。ストレッチャーへ
呼吸器の固定方法は、加温加湿器含め、医療安全の観点から今後検討する必要が
ある。
人工呼吸器HAMILTON-T1による新生児搬送の経験
(学術論文) 共著 令和5年 東都大学紀要2022
本研究では「小児の在宅人工呼吸器(home mechanical ventilator:HMV)装着患者の実態調査研究」を実施し,千葉県における小児の在宅人工呼吸療法の現状を把握し,災害時対策など,今後解決すべき問題点を明らかにすることを目的とする.合わせて医療機器の専門職である臨床工学技士の在宅医療における役割についても検討した
"小児の在宅⼈工呼吸器(home mechanical ventilator:HMV)装着患者の実態調査研究
−千葉県における質の⾼い地域医療システム構築への臨床工学技士参画のあり⽅−"

(学術論文) 単著 令和5年renal replacement therapy2022 in Press
We examined the clinical characteristics of hemodialysis patients with COVID-19 during the 6th wave of infection (mainly Omicron variant) in Japan.The prognosis of hemodialysis patients in the 6th wave group was good. The vaccination and advances in the treatment may have contributed to the outcomes.
"Characteristics of the 6th Japanese wave
of COVID-19 in hemodialysis patients"
(学術論文) 共著 令和5年 東都大学紀要2023
在宅医療で人工呼吸器を装着する医療的ケア児に対し,訪問する看護師などの医療スタッフを,臨床工学技士が遠隔から後方支援を行い,医療の質向上と医療スタッフ及び介助者の負担軽減について評価を試みた
在宅人工呼吸療法を行う医療的ケア児に対する臨床工学技士による遠隔後方支援の試み
(学会発表) 共著 令和5年 第27回千葉県臨床工学技士会
総合病院などでは人手不足などの理由からNICU業務における理解が得られず,関与できない施設や肩身の狭い思いをしているCEも多いのではないだろうか.より良い患者・NICUの環境作りや小児在宅移行支援,災害対策などCEが関与できる分野はまだ多く存在する.業務の多くは医療安全に関する内容も多く,NICUでCEが専門性を発揮することでより良い医療の提供に繋がると考える.保育器の管理やNICU常駐化などNICUにおけるニーズに応えられるよう今後も医師・看護師と連携をとっていきたい.さらに,小児周産期領域に関わるCEが増えることに期待する.
当院NICUにおける臨床工学技士の取り組み
(学会発表) 共著 令和5年 第30回東京都臨床工学技士会
より良い患者環境作りや小児在宅医療領域、災害対策など CE が関与できる分野はまだ多く存在する。業務の多くは医療安全に関する内容が多く、NICU で CE が専門性を発揮することは、より良い小児周産期医療の提供に繋がる。NICU 常駐化に向け、今後もNICU の要望に応えられるよう医師・看護師、多施設と連携をとっていく。さらに、小児周産期医療に関わる CE が増えることに期待する。
新生児医療に携わる臨床工学技士~NICU 常駐化に向けて~
(学会発表) 共著 令和7年 第29回千葉県臨床工学会
本研究は、血液透析患者のかゆみ治療において、ナルフラフィン塩酸塩錠(経口薬)からジフェリケファリン酢酸塩(静脈注射)へ切り替えた際の効果を評価した。 9例を対象に、掻痒NRS(Numerical Rating Scale)および白鳥分類を用いて4週間後までの変化を観察した。
結果として、ジフェリケファリン酢酸塩投与後2~4週間で意識的なかゆみの改善が認められた(NRSスコアおよび白鳥分類の低下)。 これは、ジフェリケファリン酢酸塩の薬効の強さ、経口薬の飲み忘れが影響した可能性があると考えられる。結論として、ジフェリケファリン酢酸塩静注は、ナルフラフィン塩酸塩錠と同等以上の効果を持つ可能性が示唆された。"
ナルフラフィン塩酸塩錠内服からジフェリケファリン酢酸塩静脈注射への切り替えの検討

所属学会

日本臨床工学技士会、東京都臨床工学技士会、千葉県臨床工学技士会

メッセージ

本学で学ぶ学生の皆さんへ
臨床工学技士の分野って、まだ始まったばかりの新しい世界なんです。
でも、医療の現場には絶対に必要な存在で、みんなの活躍が本当に楽しみ!
どんどん複雑になる医療の情報と技術に詳しくなって、かっこいい臨床工学技士になろう!
臨床工学技士を目指す方、興味がある皆さんへ
昔の医療には電気は不可欠ではありませんでしたが、今の医療は電気が止まれば機能しないと言っても過言ではないほど、多くの医療機器が用いられ、医療が成り立っています。
臨床工学技士は、まさにその生命維持にも関わる医療機器を扱い、患者様の治療に直接的に貢献できる、非常に重要な役割を担う資格です。私たちと一緒に、医療の現場を、患者様の命を、そして社会全体を守る臨床工学技士を目指しましょう!