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沼津ヒューマンケア学部

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沼津ヒューマンケア学部




 沼津ヒューマンケア学部看護学科は、看護人材不足という課題を抱える地域の声にこたえるべく2021年4月、静岡県沼津市に開設されました。本学科では、「人を理解し、慈しみ、思いやる『ヒューマンケア』を実践できる看護人材の育成」を目指しております。そのため、ヒューマンケアに関する科目を多く配置していることが特徴の一つですが、学生の心にしっかり根付くには、学習指導・定期的な個別面談等の地道なフォローが必要なため、チューター制度を導入し、豊かな心を育んだ看護職を地域に送り出せるよう、教職員一丸となって取り組んでおります。

目標につながる4つの特色

特色①:充実したカリキュラム しっかりとした看護の知識・技術の涵養

看護実技演習の様子

1年次には、医学の基礎を学ぶ必修科目以外に20科目近い選択科目を用意し、ヒューマンケアを実践できる大学生としての基盤を育む機会を提供します。その後、学年が進むとともに、看護の基礎から専門領域へと学びの幅を広げ、それらを講義だけでなく学内演習と病院などでの実習を通じてしっかりと学んでいける体系的なカリキュラムを提供しています。

沼津ヒューマンケア学部 看護学科2年 R・Wさん
沼津市立沼津高等学校出身

 1年次は教養科目をはじめ身体の構造・機能、基礎看護学の講義・演習など、さまざまな面から看護の基盤となる知識と技術を学びました。また、病院での実習を経験することができ、日々の学習意欲が向上し、自ら学習に向かうことができるようになりました。
 昨年は学習習慣の大切さ、それぞれの科目のつながりをとても痛感する1年でした。自己学習を通して基礎固めを行い講義や演習に臨むことで、授業内容をより深く理解し、知識や技術を確実に吸収することができます。特に生理学・医学系の授業で学んだ知識を活かして演習に取り組むことで、知識に裏付けられた技術を修得することができました。
 講義や演習で疑問に感じたことは、先生方が納得のいくまでていねいに解説してくださるので、学習に行き詰まることなく取り組むことができました。学ぶことや覚えることが多く大変な時期もありましたが、先生方に支えていただき充実した1年となりました。
2年次は専門領域別の演習が始まります。恵まれた学習環境に感謝し、同じ志を持った仲間たちと励まし合いながら、今後も看護職への道を邁進していきたいと思います。

特色②:優れた教育環境

学生の通学風景

沼津キャンパスは、周りに多くの公立、私立の中学校や高校が並ぶ「学園通り」に立地しています。沼津駅から徒歩約12分のところにあり、沼津市外からの通学にも便利だと新入生の評価を得ています。また、もともと由緒あるシティーホテルとして地元に愛されていた建物を改修した校舎は、ホテルテイストを残しながら、大学として必要な設備をコンパンクトに配置しています。なお、体育館と運動場は附属していませんが、近隣の企業等と利用契約を結び、授業に支障なく使うことができます。

沼津ヒューマンケア学部 看護学科1年 T・Iさん
神奈川県立神奈川総合産業高等学校出身

 私が看護師になりたいと思うようになったきっかけは、祖父の入院時に担当してくださった看護師の方が、不安になっている私たち家族をやさしく温かく支えてくれたことです。コロナ禍で、入院中の祖父に面会ができない不安な状況の中、手紙のやり取りやビデオレター等のコミュニケーションの手段を提案してくださり、不安が解消されました。私も患者様に思いやりを持って不安なことを解消できる看護師になりたいと思っています。
 私が住んでいる神奈川県西部には、大学が少なく、首都圏に進学する人が多いですが、東都大学沼津キャンパスには、自宅から約60分で通学することができます。沼津駅からのアクセスも良く、電車の混雑も気にならず、快適に通学できることも私がこの大学を選んだ理由の1つです。
 また、学食や自主学習に使えるスペースにはwi-fi環境が整っており、自宅外でも授業の課題に取り組めて時間を有効活用できる点、実業系高校卒で看護の勉強が不安な学生に対してもフォローしてくれる点も東都大学の魅力だと思っています。

特色③:心といのちのケアができる看護専門職を育てる教育

講義風景(心理学)

看護師、保健師は、医療の専門職Professionであり、その役割を担うために看護・医学の知識・技術だけではなく、患者など看護を求める人々にしっかりと寄り添う「心」が大切です。そのためには、皆さんの心のなかに「人に尽くす」、「人に優しい」という徳(道徳性)を育むことが大切です。人と人との関係性のとり方が大きく変わってきている今日、改めてこの「徳(道徳性)」に注目し、患者やケアの対象者との良い人間関係を構築し、看護に向き合えるようになるための教育を用意しています。

沼津ヒューマンケア学部 看護学科2年 M・Oさん
静岡県私立城南静岡高等学校出身

 東都大学での1年次の演習の授業では、基礎的な技術・知識も含めどのような看護をするのかを自分たちで計画を立て、実践し、振り返りをするということを行ってきました。演習をする中で、最初は教科書に書かれているような基本的なことしかできませんでした。 
 しかし、グループや全体での振り返りで様々な考えを取り入れることや、先生方の指導のおかげで、患者様一人ひとりの環境や思いなど様々な視点からしっかりと理解し寄り添っていくことが大切だと学びました。看護援助論Ⅱでは、演習の様子を動画に撮り、客観的に自分の行動を見ることができ、看護ケアが本当にこれでよかったのだろうかと振り返ることもできました。
 また、講義ではコミュニケーションについて大切な知識を学べたり、少人数のグループとなって意見を交換したりする場面なども多々あります。それだけでなくチューター制度によりグループの仲間や先生とも距離が近いため、他者とのコミュニケーションもしっかり取ることができ、多くの人と関わりを持つことができたと思います。
 1年次で学んだことを生かして、これからも大学生活でより多くのことを吸収し、同じ目標を持った仲間と協力し頑張っていきたいと思っています。

特色④:入学から国家資格の取得まで一貫した充実したサポート

学生指導の様子

学生の能力に応じたサポートをします。学生には約10名のグループごとに1~2名の教員がチューターとして配置されます。履修上の問題などがあれば、学修支援のための指導を行い、また、奨学金などの相談にものります。さらに、卒業時に看護師、保健師(選択学生)の国家資格が取得できるように、国家試験に向けた特別指導も用意します。入学から卒業、そして国家試験に向けた一貫したサポートを提供します。

沼津ヒューマンケア学部 看護学科2年 H・Sさん
静岡県立藤枝西高等学校出身

 東都大学に入学して1年が経ちました。私は高校時代に理科があまり得意ではなく、看護系大学に進学するに際して不安がありました。しかし、東都大学にはチューター制度があり、私たちの学年では、8~9名の学生に対して2名の先生に学習や大学生活の相談が定期的にできる体制が整っています。授業でわからなかった部分や奨学金などの大学生活に関わる面だけではなく、アルバイトと勉強の両立といった、生活面での相談にも乗ってくれます。
 また、東都大学では入学から卒業まで継続した看護師国家試験合格のための対策を行っています。1年次には、国家試験ガイダンスがあり、看護師国家試験がどのようなものなのか、理解を深めることができました。2月には看護師国家試験模試(低学年模試)があり、入学から1年での自分の学習到達度を確認することができます。定期試験が終わった後にすぐ実施されるので、ハードなスケジュールになりますが、得意な科目・分野と苦手な科目・分野についても確認することができ、チューターの先生方が学習に対するアドバイスをくださるので、今後の学習への良い糧になると思っています。